サプリメント・健康食品は食事の代わりではありません

アラ還暦のマダム♡千壽世代になると、一つどころかいくつものサプリメントや健康食品を愛用している方もたくさんいらっしゃいます。

食事で補えないような栄養素は、サプリメント補えば良いじゃないかという考え方です。

普通に食事が出来ていれば、まずはある程度の栄養は摂れているはずです。

サプリメントで安易に補うことの危険性についてはまた別途お話しいたしますが、ねこ♡ばばあはサプリメントと食事は別物だと考えてきました。

昔知り合いに、栄養素だけで食事を捉えて、サプリメントで食事を済ませる人がいました。

ですが、それは栄養素的には必要量が摂れたとしても、『食事』と言えるのかずっと気になっていました。

サプリメントや健康食品は食事の代わりではありません。

また人間の体にとって、良い栄養の摂り方と言えるかどうかも疑問です。

このことについて、今回はマダム♡千壽の考え方をお話しさせていただきますわね。

目次

食事とサプリメントは身体への入り方が違う

食事とサプリメントは体への入り方が違います。

同じように身体に吸収されるのではありません。

マダム♡千壽は20年くらい前、実家にあった医学関係の雑誌に、サプリメントが肝臓に及ぼす影響について書かれた記事を見つけました。

人の体は、長きにわたり、食事から栄養を摂ってきました。

口から入った食品が口、食道、胃、腸を通っていく間に、様々な酵素の力を借りながら、ゆっくり段階を得て身体に吸収されていくのです。

その道のりは複雑で、完全です。

それがベストな状態であるにもかかわらず、そこにサプリメントなどを入れるとどうなるか。

一気に胃腸から吸収された成分が、肝臓に押し寄せます。

つまり肝臓に無理がかかってしまうというのです。

それを続けていると肝障害を起こす可能性があるという内容でした。

(文章はもっと専門的でしたが、ねこ♡ばばあの頭の中にはこのようにインプットされましたの。)

成長期でもプロテインなどは与えなかった

子どもたちには成長期でも、サプリメントやプロテインなどは一切与えませんでした。

マダム♡千壽の頭の中には、栄養は食事という形で摂るのが身体にとっては自然だとインプットされていました。

なので、身体がぐんと大きくなる中高生の成長期でも、サプリメントやプロテインには頼るなと言い続けてきました。

運動をしていると、どうしても筋肉をつけたくてプロテインに頼りたくなる気持ちも分かるのです。

ですが、やはり栄養は食事で摂ることが大切です。

タンパク質が必要なら、鶏肉や大豆、乳製品で摂るように教えてきました。

サプリメントに頼る必要はありません。

基本的に栄養は、よほどバランスの悪い食事をしていない限り、食事から摂れているものです。

お金をかけなくても、手抜きでもバランスの良い食事は作れますわよ。

サプリメントや健康食品で体質改善することもある

私自身30代の時、あるサプリメントで体質改善した体験がありますの。

なので、サプリメントや健康食品を全面的に否定するわけではありません。

今度はそのお話をしますわね。

マダム♡千壽は若い時、チョコレートを食べると必ず顔に湿疹が出るので、食べたいのに食べられないという悩みがありました。

マダム千壽

食べると次の日に必ずお顔にニキビのようなものができていました。

そんな時に、目的は別だったのですが、あるサプリメントを勧められました。

結局それを数ヶ月飲み続け、ある日気がつくとチョコレートで湿疹が出なくなっていたのです。

あれからもう20年以上になりますが、それ以来、チョコレートで湿疹が出たことがありません。

その時のサプリメントは、ちょっとお高いサプリメントでしたので、お財布にも優しくなくて、数ヶ月でやめてしまいましたが。

体質改善できた時点でやめて、結果的には良かったのでしょうね。

お値段が高い商品だったのも、身体には良かったのだと思います。

サプリメントや健康食品は、お薬ではなく食品の扱いですし、お薬のように臨床データがありません。

ということは、品質にものすごく差があるということです。

サプリメントや健康食品は必ず品質の良いものを選ぼう

サプリメントや健康食品を選ぶ時は、品質の良いものを選びましょう。

なんでもそうですが質を見分けるひとつの基準は価格です

上質のものが安く手に入るわけがありませんもの。

だから品質はしっかり見分けましょうね。

マダム♡千壽は自分の経験から、上質のサプリや健康食品を、要所要所で補うのは良いと思っています。

また機会があれば紹介もします。

ただ、サプリメントや健康食品は食事の代わりではありません。

基本的には食事が身体にとっては、一番身体に良いわけですし、バランスも取れる最高の栄養なのです。

サプリメントや健康食品は、健康状態や年齢、他のお薬との飲み合わせ、生活習慣などの複雑な要因で良くも悪くもなりえます。

自分に良かったものが誰にでも良いとは限りません。

なので特にアラ還以降は、自分の身体に目を向けて、体調に合わせて上質なものを選びましょう。

心配なら、かかりつけのお医者様と相談し、肝機能の数値をチェックしておきましょう。

栄養は食事から摂ることが基本です。

サプリメントや健康食品は補うものなので、それに頼るのは止めましょう。

まとめ

マダム♡千壽のサプリや健康食品への考え方は、以上です。

栄養は、食事から摂るのが人間の身体にとっては自然です。

サプリメントや健康食品は、不自然な栄養の摂り方です。

薬物性肝障害や過剰摂取による健康被害もあります。

とは言え、私自身が体質改善した経験もありますので、全部を否定するつもりはありません。

ですので、もし利用するのであれば、以下のことに気をつけて摂りましょう。

  • 過剰に摂らない
  • 上質な物を選ぶ
  • 食事で足りない分を補うだけの量にする
  • 場合によってはかかりつけ医に相談する
  • 依存しない

そして人の身体は『食事』を、ゆっくり消化し、いろんな臓器の働きを借りて、絶妙なバランスで吸収するのです。

『食事』が身体にとって最高にバランスの取れた栄養となるのです。

マダム千壽の略歴

某上場企業にて20年間顧客対応、その後某上場企業の契約社員として、顧客対応・企画・等の仕事をする。10年前から個人事業・カルチャー講師等を経験、一定の成果は上げました。

一方でその頃から乱立する協会ビジネスや、個人事業を餌食にするコンサルなどの急増にも危機感を覚える。また業界にはネットワークビジネスやスピリチュアルも多いが、様々な事実を知れば知るほど冷静になる。

人の成功を妬む人、自分の成功のために他人を平気で利用する人、SNS発信と実態があまりに異なる人、そういった世界に嫌気がさし、距離を置くようになる。

現在は事務員をしながら、着物を楽しんだり、和文化への興味を深めています。60代女性ひとり時間を楽しめるのも、50代をどう過ごし準備してきたかが大切だと実感する今日この頃。

子育て・介護を終え怒涛の人生の後半をマイペースでねこたちと生きているマダム♡千壽です。
摂食障害、アスペ、APD、栄養士、個人事業、20年以上のゆるい玄米菜食等の経験を経て、60代を元気に迎えるための考え方や情報をお伝えしています。

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