50代60代で趣味が見つからないのはなぜ?損得と人の目を手放すと、やりたいことが見えてくる

「趣味を始めたいけれど、何をしたらいいか分からないの」

50代になった頃から、まわりでこの言葉をよく聞くようになったわ。
子育てや仕事、介護が一段落して、やっと自分の時間ができたのに、何をしたらいいか分からない。

そして60代になっても、長年継続してきた趣味がある方でも、「好きなことが何か分からない」という方がいるのよ。

私はこれまで、気になったことはどんどん始めて、合わなければやめて、また次を試してきたの。
続いているものもあれば、やめたものもあるわ。

そうやって自分と、まわりの人たちを見てきて思うのは、「何をしたらいいか分からない」の奥には、本人も気づいていない価値観や考え方があることが多い、ということ。

少し耳の痛い話もあるかもしれないけれど、私が思うことを正直に書いておくわね。

マダム千壽

責めたいわけじゃないの。
気づいたら、そこから楽になれると思うから書くわ。

目次

「何をしたらいいか分からない」の正体

やりたいことが本当に何もない、という人は、実はあまりいないと思うの。

「ちょっと気になっている」ことは、みんな何かしらあるのよ。
でも、始める前に頭の中で、いろんな価値観や考え方で測ってしまうんじゃないかしら。

  • それをやって、何の役に立つの?
  • お金をかけて、元が取れるの?
  • 続かなかったら、お金も時間ももったいないんじゃない?
  • この年で始めて、人にどう思われる?
  • 上手にできなかったら、恥ずかしくない?

こういう価値観や考え方が悪いわけではないし、必要な時もあるわ。
私だって明らかにやる前から、そう判断することだってあるもの。

ただ毎回こんな価値観や考え方に縛られていると、どんなことも「やらない理由」が見つかってしまうのよね。

そう無意識に先にやらない理由を探してしまうのが、こういった人の思考癖なの。

そして結局「何をしたらいいか分からない」になるの。

この価値観や考え方は、大きく分けると2つあると思うわ。
「損得」と「人の目」よ。

理由1:損得で考えている

長年、家計をやりくりしてきた私たちの世代は、お金や時間を無駄にしないことが身についている。

それは生活を維持するためにとても大切なこと!
だけど趣味を選ぶときには、ブレーキになることがあるの。

こんなふうに考えていませんか?

  • 月謝や道具代を払ったら、元を取らなきゃと思う
  • 続けられるか分からないことには、お金も時間も無駄にしたくない
  • 体験レッスンに行ったら、入会しないと悪い気がする
  • 途中で辞めるのは、ダメだと思う

ひとつでも当てはまったら、時間やお金の損得で測っているのかもしれないわ。

もしくは、存在価値や認められたいという価値観かもしれない。

  • 資格が取れるか、仕事やお小遣い稼ぎにつながるかで選びたくなる

つまり、よくあるのがパートナーに「そんな無駄なことをやって何になる!」と言われかねないとか・・・
元を取らなければ価値がないと家族や友達から思われるとか・・・

これは次の「理由2:人の目を価値基準にしてきた」と同じかもしれないわね。
でもこういう理由で踏み切れない人案外多いのよ。

私の場合:日舞は費用が高くてやめた

私も日舞を習っていたけれど、発表会の費用が高すぎてやめたの。

軽く10万円を超えるのよ。
知人に誘われて月謝3000円だから気軽に始めたのに、不定期に舞台に出なければならないなんてあり得ないわよ。

おまけに盆暮れのいろいろだってあるし、師匠の舞台ごとにチケットノルマもあったり・・・
「あ、これは早いとこ辞めなきゃ続かない!」と思って結局辞めたわ。

結局辞めたんだから損得だけで考えたら、払ったお金とかけた時間は「もったいなかった」ことになるわよね。

でも、私はそうは思わないの。
一生懸命やったことで身についたこともあるのよ。

新しい経験や貴重な体験もさせていただいたし、やってみなければ分からないこともあったんだもの。
それを知れたこと、経験できたことは大きかったわ。

それこそお金では買えないものなのよね。

マダム千壽

習い事は、元を取るものじゃないの。
体験したこと自体が、もう手に入っているのよ。

損得の考え方を、少しほどくには

  • 「元を取る」ではなく「一度体験してみる」と考える
  • 最初は、体験レッスンや1回だけの講座など、小さく試す
  • 役に立つかどうかは、やってみてから考える
  • 何事も一生懸命やってみる、そこには何か貴重な経験が残ると考える
  • やめるときの費用や、発表会などの出費は、先に聞いておく(安心して始めるため)
マダム千壽

自分が身を持って経験したことは
自分だけの貴重な生の記録として残るからね。

ただ、一つだけ私なりのルールがあって・・・
何をするにもある程度は一生懸命やってみる!ということよ。

いい加減な気持ちで始めたり、何かを与えてもらえるという甘い考え方では何も得られないわ。

理由2:人の目を価値基準にしてきた

もうひとつの価値基準は「人の目」や「他人にどう思われるか」よ。

子どものころは親や先生や友達に・・・
大人になってからは家族や職場やご近所に・・・
どう思われるかを考えて生きてきた人は多いと思うの。

特に、家族のために自分を後回しにしてきた人ほど、「自分は何がしたいのか」と聞かれても、すぐには答えられないのよね。

マダム♡千壽だって子育て中は子ども優先だったから、自分のやりたいことなんて後回しだった。

こんなふうに考えていませんか?

「人の目」や「他人にどう思われるか」という価値基準や思考癖ってなかなか外せないのよね。

無意識にこう考える人も多いんじゃないかしら。

  • 家族やまわりに何と言われるか、気になる
  • 上手にできなかったら、恥ずかしい
  • 人から「いい趣味ね」と言われるものを選びたい
  • 友達がやっていないことは、一人では始めにくい

マダム♡千壽は上記のようには考えなかったけど、下記のことが気になるときはあるの・・・

  • 着物なんて趣味があってお金持ちって思われる(本当はそうではないのに)
  • 一生懸命やると人より上手くなって妬まれることがある(努力の賜物なのにね)
  • 趣味にかまける時間があって暇ね(本当は時間をやりくりして必死なのに)

実際に着物の趣味を始めたら、陰口を言われて縁が切れた人もいるわ。
そのときに思ったの。
人の価値基準なんて気にしていたら何もできないって。

つまり何が言いたいかというと、他人なんて無責任にどうとでも思うし、何とでも言うものなのよ。

離れる人もいるし、逆に新しく繋がるご縁もある!

どうせなら好きなことをして価値観の合う人と出会う方が楽しいと思わないかしら。

私の場合:音痴でも、還暦でボイトレを始めた

私は学生のころから、ずっと音痴と言われてきたの。
人前で歌うなんて、考えたこともなかったわ。

だから最も苦手なことだったし、普通はボイトレなんて一番選ばない習い事よね。

でも還暦のときに、自分の一番の苦手を乗り越えてみたいと思ったの。
誰かにほめられたかったからじゃなく、自分のためにね。

実は若い時に音痴をネタにバカにされたことがあったし、その当時の唯一の弱点を逆手に陥れられたこともあった。
具体的には書けないけれど、ほんとひどい経験だったわ。

なので自分の中で、負かされっぱなしでこのまま死にたくないと思ったの。

で、勇気を出してボイトレのレッスンを受けたら、みるみる音痴が解消されていったのね。
結局私の場合は音痴なのではなくて、声の出し方を知らなかっただけだったみたい。

それからは歌うことが嫌いではなくなったし、今ではレッスンには行ってないけれど、自分でボイトレを無理のない程度に続けている。(これは嚥下体操にも繋がるから良いのよ♪)

そして今では友達とカラオケにも行けるようになったのよ。
これまでのマダム♡千壽の人生では絶対考えられないことなの。

マダム千壽

趣味は、誰かに見せるためのものじゃなくていいの。
うまくならなくても、自分が楽しければそれで十分よ。

理由3:一度で正解を探そうとしている

損得の価値観や人の目の価値基準、これとともにあるのが・・・
「失敗したくない」「正解の趣味を選びたい」という気持ちかもしれないわね。

結局失敗したり、迷うことなく、最初から正解を探したいと思っていないかしら・・・
そういう人が案外多いように感じているの。

でもね、自分に合うかどうかは、やってみなければ分からない!
どれだけ調べても、頭で考えても、答えは出ないの。

頭で考えているだけでは正解は見つからない!

私は、やってみて合わなければ次に行けばいいと思っているの。

畑も日舞も今は辞めたけれど、やってみたからこそ分かったことはたくさんあるもの。
勉強になったこともあるし、身についた知識や技術もある。

例えば姿勢!
鏡を見て自分を見ることなんてなかったもの。
これはずいぶん勉強になったわ。

そして所作ね。
着物を着るからこれも合わせて学びにはなったわよ。

それに自分に合う教室や習い事の探し方も分かったわ。

マダム千壽

やってみてダメなら、次!
そう割り切れると、始めるのがずっと楽になるわよ。

畑で学んだこともたくさんあるからそれは以下の記事ね。

やりたいことを見つける、小さな練習

自分の中の無意識の価値観や思考癖に気づいたら、次は「自分が本当は何をしたいか」を探す番ね。

と簡単に言ったけれど、すぐに「自分が本当は何をしたいか」が分からなくていい。

だって、やってみなければ分からないんだもの。
「自分が本当は何をしたいか」なんて、やってから分かることが多いのよ。

だからいったん・・・
・損得の価値観や人の目の価値基準は横に置いておくこと
・最初から正解を探そうとしないこと

それを頭に置いておいた上で、以下のことを意識してみるといい。

子どものころ、好きだったことを思い出す

損得も人の目も気にしていなかったころに、夢中になっていたことは何だったか。

絵を描くこと、歌うこと、体を動かすこと、何かを作ること、得意だったこと、人から頼まれたこと

そんなところに、今やりたいことのヒントがあることが多いわ。

ずっと憧れていたことを書き出す

「いつかやってみたい」と思いながら、後回しにしてきたことはないかしら。

私にとっては、畑や着物がそうだったわ。

40年前からやってみたいことだったんだから。

苦手なことを、ひとつ選んでみる

好きなことだけでなく、ずっと苦手だったこと、避けてきたことにチャレンジするのもおすすめよ。

私は、苦手を乗り越えたときに、新しい人生が開けたんだもの。

お金をかけずに、まず一回やってみる

体験や見学などはお金をかけなくてもできるじゃない。
そこから始めてみたらどうかしら。

あとは通信や独自にチャレンジするのならお金をかけずに試せるはずよ。

  • 体験レッスンや見学に行く
  • 1回だけの講座を受けてみる
  • 通信講座やオンラインで、家で試してみる
  • 図書館で、その分野の本を一冊借りてみる

40年前に着物に興味を持ったときは、図書館で本を借りて必要なページをコピーしておいたわ。
今でもそれは持っているのよ。

あともう一つ大事なことを思い出したわ。

友達に誘われたことは一緒にやってみる

これ根拠があるわけではないんだけど、案外大事なことなのよね。

貴女が今、興味を持っていなくても、周りの方から声をかけられたこと、誘われたことについて行くのも良いわよ。
どこにご縁が転がっているかなんて分からないんだもの。

実際にマダム♡千壽はこういうのがきっかけで、忘れていた若い時の「好き」を思い出したこともあった。
それがきっかけでハマったこともあった。

習い事の探し方や、私が試してきたことは、こちらにもまとめているわ。

体験したことは、何ひとつ無駄にならない

私が気になったことをどんどん始められるのは、体験したことは無駄にならないと知っているからなの。

やめた習い事も、そこで知ったことや出会った人、自分に合わないと分かったこと、全てが次につながっているわ。

日舞はやめたけれど、それは今も別の趣味で役立っているわ。

マダム千壽

50代や60代からでも遅くない!損得と人の目などの無意識の価値観を横に置いて、自分が気になることを気軽にチャレンジしましょ。

まとめ

  • 「何をしたらいいか分からない」の奥には、損得と人の目という無意識の価値基準があることが多い
  • 習い事は元を取るものじゃない。体験したこと自体が手に入る
  • 趣味は誰かに見せるためじゃなく、自分が楽しければいい
  • 一度で正解を選ばなくていい。やってみてダメなら次でいい
  • 子どものころ好きだったこと、憧れていたこと、苦手なことにヒントがある
  • まずは体験レッスンや1回の講座など、小さく試してみる

私が実際に続けている習い事と、やめた習い事の話は、こちらにまとめているわ。

マダム千壽の略歴

20年以上のゆるい玄米菜食をしながら個々の体質に合った食事を考える栄養士。
ゆるい玄米菜食10年目より砂糖・甘いものは一切受け付けない体質に変わる。

某上場企業にて20年間顧客対応、その後某上場企業の契約社員として、顧客対応・企画・等の仕事をする。
10年前から個人事業・カルチャー講師等を経験、一定の成果は上げました。

一方でその頃から乱立する協会ビジネスや、個人事業を餌食にするコンサルなどの急増にも危機感を覚える。
また業界にはネットワークビジネスやスピリチュアルも多いが、様々な事実を知れば知るほど冷静になる。

人の成功を妬む人、自分の成功のために他人を平気で利用する人、SNS発信と実態があまりに異なる人
そういった世界に嫌気がさし、現在は距離を置く。

事務員をしながら、着物を楽しんだり、和文化への興味を深めています。
60代女性ひとり時間を楽しめるのも、50代をどう過ごし準備してきたかが大切だと実感する今日この頃。

前半は子育て・介護・ダブルワークの怒涛の人生、後半はマイペースでねこたちと生きているマダム♡千壽です。
摂食障害、アスペ、APD、栄養士、個人事業、20年以上のゆるい玄米菜食等の経験を経て、60代を元気に迎えるための考え方や情報をお伝えしています。

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