育児や介護が終わってすぐに始めた趣味が着物なのだけど、60代からの着物って、遅い方だと思うのよね。
着付を習い始めたのが遅い分、早く着付けが上達したかったのよね。
アラ還で着物をピシッと着付けられないと、若い人たちと違ってみっともないと思ったの。
若い子はどんな着方をしていても着物ってだけで可愛いじゃない。
おばさんはそういうわけには行かないもの。
だから時間が無い中、必死で頑張って約2ヶ月後、着物でお出かけできるようになったのよ。
しかもお出かけ先は、無謀にも京都!
よくそんな怖いとこに行ったニャ!勇気あるニャ〜
アラ還のおばさんには着物警察も何も言ってこないわよ♡
でも、本当に一生懸命頑張ったので、もう何年も着物着ていたみたい!って言われた時は嬉しかったわ。
着物初心者が着付けの手順を覚えてから、着付けが上達するまでにはいろいろコツがあると思っているの。
着付けの先生から言われたことや、マダム♡千壽なりに考えた着付けが上達するコツをお話しするわね。
あと着物初心者だったマダム♡千壽が、買ってみて役に立った着物に関する本などもまた別の機会に紹介するわね。
これで貴女も2ヶ月後には、着付けが上達!着物でお出かけGO!よ。
一通りの着物の着付け方を学んで手順を徹底的に覚えるのが上達へのコツ
マダム♡千壽は数年前に出会った近所の先生のところで、着物の着付けを一通りは習ってたのね。
ただ介護や仕事が忙しくて全く着る機会がなかったの。
だから着付けの練習を始めた時は、以前に習ったことを思い出すことから始めたのよ。
着付けの知識が0(ゼロ)なら、YouTubeなどの動画や、ネットでの知識から入らない方がいいと思っているわ。
やはり一人の先生からまずは一通りの着付けの方法を習うことをオススメします。
それはお太鼓のやり方一つとっても、先生によって細かいところが違っていたり、道具を使う使わないがあったり、いろんなやり方があるから混乱すると思うの。
だから1種類の着付け方法の、一通りの手順を徹底的に覚えるのが上達へのコツであり、結果的に近道なのよ。
そうやって着物初心者さんは、基本の着付けを徹底的に覚えてから、じゃあ短い帯の場合どうしたらいいのだろうとか、いろんな疑問が出てきた時にネットで調べるといいわ。
着付けの基本をしっかり覚えてから、徐々に応用篇へと知識を広げていくのよ。最初からあれこれ違う気付けの知識を入れないことね。
結局上達への近道は無いんだニャ〜
着付け上達のコツは1つの方法を徹底して覚えることから!
当たり前よ、そしてこんなの序の口よ。
目的は本場京都へお出かけなのよ!
着物や帯の種類などの知識を学ぶと着付けがもっと上達する
手順を徹底的に覚えながら、着物についての最低限の知識を増やすことがさらに着付けが上達するコツね。
次のステップへつながるわ。
和装についての基礎知識がある人ならともかく、マダム♡千壽のように、着物のことが右も左も全く分からない初心者さんは、まず着物や着付けの知識について、全体的なことを知ることが大切なの。
ざっくりでいいから着付けに関する全体的なことを知ることが着付けが上達するコツね。
着物や帯の種類や決まり事を学ぶことが着付けが上達するコツ
着物や帯には様々な種類があって、格の違いや決まり事(ルール)があるので、まずはそれを知ることね。
私もそうだったけど初心者さんは着物の種類が分からないの。
だから、格の違いも分からないし、どんな場面で着るのが正しいのかも分からないの。
着物には留袖・訪問着・付け下げ・色無地・小紋・紬
帯には織りと染めがあって…
そんなことを聞いたって、そもそも帯の種類も分からないし、着物と帯の基本の組み合わせも分からないと、何をどう組み合わせるのが正解なのか分からない。
袋帯や名古屋帯、半幅帯、着物との組み合わせ
そういう基礎知識をざっくり知った上で、まず自分はどのジャンルの着物を着たいのか!が分かるのよね。
で、マダム♡千壽は、普段着の着物を着付けられるようになること!
これが最初の目標だったの。
※参考にした本・購入した本はまた別ページで紹介するわね
カジュアルな着物から練習すると着付けが早く上達する
普段着の着物、カジュアルな着物を気軽に着付けられるようになる!
これを最初の目標にして正解だったのよね。
まずはカジュアルな着物でガンガン練習することが、着付けが早く上達するコツよ。
柔らか物は着付けが上達してからチャレンジするのが近道
訪問着は着る機会もないし、冠婚葬祭の着物なら会場で着付けてもらうのが一番いいじゃない。
実際にマダム♡千壽も冠婚葬祭の時は会場の着付け師さんにお願いしたわ。(喪服も留袖もね)
そして、訪問着や付下げ、色無地などのたれものと言った柔らかい着物は初心者向きとは言えないわ。
柔らかくて、てろてろして、着付け初心者さんには絶対扱いにくいはず。
ただ、着付けベテランの方には『柔らか物は心地よいのよ』とか
『お茶会などでも紬のように衣擦れの音がしないからいいのよね』とは聞いていたの。
だから普段の着物が着付けられるようになった後で、チャレンジしたのよね。
そうすると徐々にその意味が分かってきたの。
やはり、柔らか物の体にまとい着く感じは心地よいのよね。
ただパリッとした紬のように着やすくなくてコツがいるの。
ただ、最初から柔らか物で着付けの練習をしていたら時間がかかったと思うわ。
初心者さんは、まずはカジュアルな着物でガンガン練習することが、着付けが早く上達するコツよ。
だから、もし着物の種類を指定してくる着付け教室には注意が必要ね。
※着付け教室についてのことはまた別ページでお話しするわ
初心者は3日続けて着付けの練習をすると覚えるので着付けが上達する
マダム♡千壽の着付けの先生に言われたことは…
「上手くなりたかったら、とりあえず3日続けて着物を着てみて」だったのね。
これは本当だったわ。
週に1回とか2回では、全然ダメなの、着付けが覚えられないのよね。
ところが、続けて3日着付けてみると、手順が頭に入るし、コツも感覚的に分かってくるの。
だから騙されたと思って、着物初心者で早く上手くなりたいという人は、3日続けて着物を着てみて欲しいの。
その時にただ、着付けるだけじゃなく、先生からの注意を思い出すの。
そして、なぜ上手くいかないのか、なぜ失敗するのか原因を自分なりに考えたり、調べたりすることが重要なのよね。
一番いいのは自分の先生に着付けを見てもらうことよ。
でも3日続けて見てもらえないじゃない。
だから自分でも考えながら、とにかく3日続けて着付けすることが大切なのね。
この「3日続けて頑張る」を乗り越えると一気に上達するわよ。
ここを乗り切ったあとは、応用段階に入るわね。
その時にはYouTubeを見たり、ネット上の情報を見たりして、自分の場合は・・・を考えるの。
誰にでも共通するコツもあれば、自分の場合にのみ当てはまるコツもある。
そこからは、どんどん自分で学んで実践していくと良いわ。
初心者にオススメ!着物を着て家事をすると着物の所作を身体で覚える
3日間続けて、着付けを頑張ったら、ついでにそのまま着物を着て家事をするの。
だから最初は普段着の着物の方がお勧めよ。
マダム♡千壽は、練習用の着物と帯をリサイクル着物店で買ってきて練習したの。
帯なんて500円のものを擦り切れるまで練習したわ。
何度も何度も締めるから、傷んでも良い帯なら気にすることなく練習できるじゃない。
家事をするときは、割烹着やエプロンがあればもっと良いかもしれないわね。
とにかく、着物を着ると洋服と違って動きが制限されるでしょ?
上のものを取る時や、トイレにいく時、水を触る時、いろんな動きをするときの所作が変わるじゃない。
それを先にいっぱい体験しておくと、身体が自然に着物の所作を覚えるの。
あと着物で家事をすると、必ず最初は着崩れるのね。
着崩れを直せるようになると、着付けが上達するはずよ。
そうそう、マダム♡千壽は新品の草履を先に室内で履いて慣らしておいたのよ。
初心者が慣れない足袋と草履で、いきなり外出するのを避けるためにね。
着物で外出!見られることで着付けはもっと上達する
家の中で、着物に慣れたらいよいよ外出するのよ。
最初はご近所でいいので、無理をしないことね。
マダム♡千壽は、着付けの先生にお願いして、一番初めに近所へ一緒にお出かけしてもらったわ。
もう初めてのお出かけは、ほんの近所なのにドキドキしたわよ。
最初は歩き方も変だったと思うわ。
緊張したのニャ
着物はある意味コスプレよね。
人とは違う衣装(着物)で人前に出る!これって初心者には結構、勇気が要るのよね。
ただ、最初のこのハードルを乗り越えると快感になるのよ。(笑)
あとね、外へ出るということは人に見られるということじゃない?
家で着るための着付けと、実際外出するための着付けではやはり気合の入れ方が違ったの。
見られることを意識すると、いい加減な着付けはできないのよ。
だから、人から見られることで着付けがもっと上達するんだと思うわ。
着物姿の若い女性に、あれこれ口や手を出す着物警察って呼ばれる人たちがいる(いた?)らしいんだけど・・・
着物警察には会ったことが無いわ。
おそらく60代には、何も言ってこないと思うから怖がる必要はないわ。
着物が着れるようになったら、もっともっと上達するためにもどんどん外出することよ。
着物で出かける場を探し着物仲間を作るともっと着付けが上達する
マダム♡千壽には、ちょうど周りで示し合わせたように着物を着たいという人がいたから、一緒に外出もできたけど、着物友達がいない人は、着物で出かけられる場所を探すことね。
呉服関係の開催する小さなイベントなんてのもあるけれど、いきなり一人で参加するのはハードルが高いかもしれないから、サークルや倶楽部のような活動がないか探してみるといいわ。
地域の公民館などでも、初心者さん大歓迎の着物同好会のようなのはあるはずよ。
今はインターネットでいくらでも探せるから、ホントいい時代よね。
そういう場所は、同じように着物友達がいない人が参加していることも多いのよ。
だから、初対面同士でも着物が好きという共通点があるから、案外参加しやすいわよ。
まあ、合わないと感じたら、辞めたらいいじゃない。
他人の着物や着付けもまた勉強になるわよ!
自分じゃ考えないような色の組み合わせや、帯結び、帯締めなどの工夫…
それを見て学べばさらに着付けが上達するというわけね。
自分のペースで、自分の好きなように着物ライフを楽しみながら上達してほしいわ。
まとめ
いかがだったかしら?
着物初心者さんが、着付けを覚えて、短期間に上達するための7つのコツをお伝えしたわ。
おかげで、マダム♡千壽は着物で外出できるようになって数ヶ月経った時、出会った人から、「昔から着物着てるように見える」と最高の褒め言葉を頂いたわ。
これも短期間に一生懸命頑張ったからなんだけど。
7つのコツはどれも特別なことではないから、やろうと思えば誰にでも出来ると思うの。
だからこれから着物を楽しみたい人も着物初心者さんも、早く上達するように頑張って欲しいわ。
自分なりの、着物ライフを楽しみましょうね。
マダム千壽の略歴
某上場企業にて20年間顧客対応、その後某上場企業の契約社員として、顧客対応・企画・等の仕事をする。10年前から個人事業・カルチャー講師等を経験、一定の成果は上げました。
一方でその頃から乱立する協会ビジネスや、個人事業を餌食にするコンサルなどの急増にも危機感を覚える。また業界にはネットワークビジネスやスピリチュアルも多いが、様々な事実を知れば知るほど冷静になる。
人の成功を妬む人、自分の成功のために他人を平気で利用する人、SNS発信と実態があまりに異なる人、そういった世界に嫌気がさし、距離を置くようになる。
現在は事務員をしながら、着物を楽しんだり、和文化への興味を深めています。60代女性ひとり時間を楽しめるのも、50代をどう過ごし準備してきたかが大切だと実感する今日この頃。
子育て・介護を終え怒涛の人生の後半をマイペースでねこたちと生きているマダム♡千壽です。
摂食障害、アスペ、APD、栄養士、個人事業、20年以上のゆるい玄米菜食等の経験を経て、60代を元気に迎えるための考え方や情報をお伝えしています。