アラ還のマダム♡千壽の60代からのひとり趣味を楽しむ・着物と和文化

マダム♡千壽がアラ還で始めた日本舞踊なのだけど、人生でこんな楽しい趣味が持てるなんて少し前までは思いもよらなかったの。

マダム千壽

60代になる前だったわね

ようやく育児や介護から解放されて、これから1人でいろんな趣味や学びを楽しみたいマダム♡千壽だけど、日舞だけはお金もかかるし自分の人生には全く関係無い!かすりもしない趣味だわ!と思い込んでいたの。

それがなんと60代手前で、お月謝の格安なお教室に巡り会えるんだから、アラ還からも何が起こるか分からない。

今日はマダム♡千壽がハマっている、着物と和文化のお話をさせていただくわね。

マダム千壽

あきらめてはダメってお話でもあるの

珊瑚

往生際が悪いとも言うニャ

目次

60代からの一人趣味・着物との出会いから

初めて着物を着た記憶は、田舎で迎えた兄弟の七五三の時だったわ。

幼少時に刷り込まれた記憶の中にあった着物

マダム♡千壽は七五三では着物は着たことなかったし、多分着物を見たこともなかったんだと思う。

だから、神社でたくさんの着飾った着物姿の子どもたちを見て、いいなあと思ったわ。

子どもながらに羨ましく思うその気持ちを、優しい親戚の方々が汲んでくれたのね。(みんな故人)

七五三でもないのに綺麗な着物を着せてもらった記憶は、つい最近まで忘れていたのね。

忘れていたけれど、いつか着物を着たいという思いだけは心のどこかに秘めていたみたい。

それから半世紀以上経って、子育てや介護が終わり一段落ついてから始めた趣味が着物なの。

昔結婚してすぐの頃、一度だけ着付けを習いに行ったことがあったわ。

当時はまだ着物も高くて(もちろん今でも高い)、主婦には手が出せない贅沢品だったのよ。

マダム♡千壽には、ポリエルテルの着物を買うのがせいぜいだったわ。

マダム千壽

デパートのバーゲンの時くらいしか手が出せなかったわ。

平成が終わる頃からリサイクル着物の時代が来る

ところが時代が変わって、平成の終わりにはなんとリサイクル着物の時代!が来ていたのね。

マダム♡千壽も母や祖母の着物を整理してきたけれど、世の中の同世代がきっと同じ経験をしたと思うの。

それは昭和の着物の処分に困った!と言うこと。

市場には、どんどんリサイクル着物が流れてきていたの。

と言うことは今(平成の終わりごろ)が最も着物が安く手に入る時だったのよね。

だって2000円、3000円で正絹の着物が手に入るのよ。

マダム千壽

洋服より安いじゃないの!

そう、「今なら着物が着れる!」

そして、マダム♡千壽のところには、着物を着ようと思えば道具や小物はほとんど揃っていたのよね。

母の残した帯揚げや帯まくら、腰紐や伊達締め、帯板、襟芯、着物をかける衣桁(いこう)まで!

初期費用ほぼ0(ゼロ)で楽しい趣味が始められるわけじゃない!

着物は贅沢な趣味だと思っていたけれど、マダム♡千壽にとっては格安で始められる趣味だったの。

そんなわけで、60代からの楽しい一人趣味として、母や祖母の着物を着ることで供養の代わりにもしようと思ったの。

着付けはYouTubeでも習える時代

そして時代はインターネットやYouTube!
今は知りたいことはなんでも検索できるし、YouTube動画で着付けの練習をする人も多いわね。

ただ、全くの初心者さんにはYouTubeから入るのはあまりお勧めしないわ。

着付けって本当にいろいろなやり方があるから、最初にそれらを見ちゃうと混乱するの。

だから最初は一人の先生に習った方が絶対いいのよね。

基本をしっかり覚えてから、いろんな◯◯流のやり方を学んでいく方が上達も早い!

とにかくマダム♡千壽は一度習っていた時のメモをもとに、記憶を思い出して練習したわ。
そしてネット上の情報を集めて、なんとか着付けができるようになったのよ。

60代には着物を持っているけど着る機会がない人が多かった

ちょうどマダム♡千壽が着物を楽しみ始めた頃に、知人にも着付けを習い始めた人たちがいたの。

今しかない、今だからできる、一人趣味!着物を楽しむこと!

そうしてよくよく見渡せば、同世代には嫁入りの着物を持っている人も多くて、子育てが落ち着いた今だから着物を着たいと思っている人もいたのよね。

みんな考えることは同じよね。

今しかない、今だからできる、一人趣味!着物を楽しむこと!

だから着物を着てお出かけするのに、お友達をわざわざ探す必要はなかったわ。

マダム千壽

誰かが声を上げたら、集まるんですもの♡

武蔵

楽しみを見つけたニャ

着物を着てどんどん出かけるのが上達の秘訣

着物を着付けられるようになったら、どんどん出かけるのが上達の秘訣なのよ。

あとはいろんな着物をたくさん見て、触れて学ぶことね。

リサイクル着物やリサイクル帯も最初は選び方や、組み合わせが分からなかったり、色々失敗もあったわ。
けれど、だんだん自分の好みや、どんな着物を選べば良いかも分かってきたの。

そうすると、もっと着物を着て楽しみたくなるのよね。

そして着物に触れれば触れるほど、その背景も知りたくなるの。
そうやって和文化にも興味が湧いて、上方芸能や能や狂言にもハマったのよ。

マダム千壽

歌舞伎も初めて観に行ったわ。

和文化なんて人生で全く接点がなかったから、もう何もかも新鮮♡で楽しかったわ。

60代になってようやく自分の時間ができて、着物という趣味を楽しむだけでなく、さらに何か和文化に関することを体験したくなったの。

マダム千壽

まあ着物を着てできる楽しい趣味はないかしら?
と気軽な気持ちで思ったのね。

お茶も体験してみたけれど、奥が深すぎて、そこまでやりたいとは思わなかった。

そして次に出会った楽しそうな趣味が、日本舞踊なの。

楽しい趣味の選択肢に無かった日本舞踊との出会い

着物を着てできる楽しい趣味の選択肢の中に、日本舞踊は無かったのよね。

だいたい、日本舞踊は楽しそうだけどものすごくお金がかかる別世界の趣味だと思っていたわ。

お金のかかる習い事ランキング1位は日本舞踊

昔、子どもたちの習い事にかかる費用のグラフを見たことがあったのだけど、バレエが高いのよね。

でもそれよりもっと比較にならないくらい、日本舞踊がダントツで高かったの。

何にお金が要るんだか分からないけれど、これは一般人がやる習い事ではないと思ったわ。

着物を着てできる楽しい趣味の選択肢の中に、日本舞踊は無かったのよね。

ただ職場に日本舞踊をやっていた人がいて、所作が綺麗だったのが印象的で、いい趣味だなあと思ったことはあるの。

日本舞踊は高いのは本当のこと

あまり金額の高い安いは言いたくないけれど、日本舞踊にお金がかかるのは本当のことなのよね。

ご祝儀や、舞台、さまざまなことにとにかくお金がかかる。

マダム千壽

この辺りは師匠さんそれぞれの考え方や教室運営の方針でも異なるわ。
だから一概にこうとは言えないかも。

和装や和文化に関する趣味ってお金がかかる。
だから、日本人なのに和文化を気軽に学べない

マダム千壽

そういうのってどうなんだろう。

それはそうと、マダム♡千壽が出会った日舞のお教室は最初は高くなかったのよ。(最初はね・・・)

それは師匠が、「日舞がお金がなければできないのはおかしい、日舞の裾野を広げたい」という想いでお教室をされていたからなの。

おかげで人生初めての日本舞踊を、60代で体験させていただきました。
(まあ結局、どんどん高くなるから続かなかったのだけど)

人生後半も後半、60代でこんな楽しい趣味(着物と日舞)と出会えたり体験できるなんて、思いもしなかったわ。

マダム千壽

これまで人知れず頑張ってきたご褒美かしら

武蔵

あきらめなくて良かったニャ♡

まとめ

子どもの頃からずーっと着たかった着物

お金がなくてあきらめていた着物

忙しくて教室に通う時間もなかった着物

高すぎて、絶対習えないと思っていた日本舞踊

それが子育て・介護が終わって、母や祖母の着物を整理し始めたことがきっかけで、自分で着付けができるようになり、和文化や上方芸能にも興味を持ち、60代から和文化に関する趣味を楽したいと思うようになりました。

ちょうど時代はリサイクル着物が安く手に入る時代。

そうするといろんな歯車がカチリと合うように、不思議なご縁が繋がって、60代で日本舞踊を体験するのだから人生分からないものですね。

これも、どこかであきらめなかったからかも知れません。

マダム♡千壽の経験から、絶対無理という思い込み、世間一般的な常識、そういうものは横においておくほうがいいと思うの。

ひたすら自分のやりたいことをどこかで想い続けていれば、いつか手に入るかも知れないわ。

ただその前に、まず人生で与えられた役割や、やるべきことをやるのが先だと思うのね。

課せられた役割やお仕事を終えたのち、アラ還マジックが貴女にも起こることを祈っているわ。

マダム千壽の略歴

某上場企業にて20年間顧客対応、その後某上場企業の契約社員として、顧客対応・企画・等の仕事をする。
10年前から個人事業・カルチャー講師等を経験、一応成功するも乱立する協会ビジネスの在り方に疑問を持つ。
個人事業を餌食にするコンサルやビジネスも急増、また人の成功を妬む個人事業主、自分の成功のために他人を平気で利用する個人事業主の実態に嫌気がさし、その世界を離れる。

また業界にはネットワークビジネスやスピリチュアルも多いが、結局お金儲け主義が背景にあり、様々な情報や実態を知り、この世界とも距離を置く。

現在は事務員をしながら、着物を楽しんだり、和文化への興味を深めています。
60代女性ひとり時間を楽しめるのも、50代をどう過ごし準備してきたかが大切だと実感する今日この頃。

子育て・介護を終え怒涛の人生の後半をマイペースでねこねこと生きているマダム千壽です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次