60歳定年からの起業・個人事業に向いている方と向いていない方

マダム♡千壽はかつて、個人事業をしていたことがあるの。
その経験から今回は60歳、定年から起業したいと言う方に向けてお話をさせていただくわ。

もう10年以上前になるけれども、カルチャーで講師業もしていたのよ。
また、資格も持っていたので、何人もの生徒を育てたことがある。

そうすると、やはり起業できる方とできない方、個人事業に向いている方と向いていない方、明らかな違いはあると感じたのよね。

また、いろんなジャンルの講師の方々とのつながりも持っていたので、面白い話をたくさん聞いたわ。

起業といっても、個人事業レベルの起業ね。
特に自宅でできるくらいの個人事業は、女性にはとっても向いているのよ。

それを分けて書くわね。

今回は起業できる方とできない方、個人事業に向いている方と向いていない方のお話ね。

目次

起業できる方とできない方、個人事業に向いている方と向いていない方

起業できる方とできない方、個人事業に向いている方とそうでない方については、いくつかの要素があるわね。

  • やりたいことが明確にあるかどうか
  • 社会人としての基本が備わっているかどうか
  • 自己管理能力があるかどうか
  • 目的意識が明確にあるかどうか
  • 専門的なスキルを持っているか
  • 先行投資の考え方を持っているかどうか

マダム♡千壽が見てきた話、経験したこと、周りの個人事業主さんたちからの情報からまとめてみたわ。

起業できる人はやりたいことが明確にある人、ない人は起業できない

マダム♡千壽はどんなことでも、やってみたいことで起業はできると思っているの。

たとえ国家資格を持っていなくても、民間資格でもなんでも良いから、何かを突き詰めていて、誰かに求められることならそれは仕事として成立させることはできるはずなのよね。

だから、やりたいことが明確にある人は、起業できる人なの

  • やりたいことはまだ分からないけれど、起業したいから起業塾に行くという方
  • いつ使うか分からないけれど資格だけ取っておきたいという方

こういう方はやりたいスイッチが入るまで、絶対起業することはないわ。

マダム千壽

マダム♡千壽はたくさん見てきたんだもの。
間違いないわよ。

ただ、例外はある。

やりたかったわけでもなく、特に起業したかったわけではないけれど・・・

  • 「周りの人から頼まれて教えているうちに…」
  • 「周りの人から頼まれて請け負っているうちに…」

起業していたというケースはあるのよね。

これは誰かの役に立つようなスキルを持っていたということになるのだけれど…
後ほどお話しするわね。

起業できるのは社会人としての基本が備わっている人、無い人はやめてね

起業できるのは社会人としての常識や基本が備わっている人、無い人は企業はあきらめて欲しいわね。

これホントびっくりするようなことなんだけど…

  • メールや電話の受け答えがまともに出来ない
  • 金銭感覚がおかしい
  • 借りたものを返さない
  • 借金を平気で踏み倒す
  • 自己中心的
  • 自分の儲けしか考えない
  • 礼儀をわきまえない

意外と個人事業の世界には、いらっしゃいました。

メールや電話の対応は、社会人としての基本的なマナーが備わっていれば大丈夫だと思うのね。

普通に会社にお勤めしたり事務作業をしたことがあれば、たとえそれがバイトでも・・・
責任を持って仕事をするということが分かっている人なら出来ることでしょ。

でも中には(ほんの少数だけど)、これが出来ない人もいたのよね。

そして個人事業って、起業って、お仕事って、そりゃ儲けを出さなければならないことは分かっているわ。
だからこそ、この辺りのモラルや価値観が問われるのだと思う。

借金したり、礼儀を欠いたり、恩を仇で返したり、自分の仕事のために誰かを利用したり…
平気でそんなことができる人も、案外多いのよね。

社会人としての常識って何なのだろうと考えさせられたわね。

マダム千壽

マダム♡千壽の周りだけじゃないわ。
他の講師の方々からの情報でもあるのよ。

起業できるのは自己管理能力のある人、無い人は難しい

起業できるのは自己管理能力のある人、無い人は起業しても継続が難しいわね。

個人事業になると、さまざまな作業を自分で全てやらなければならないの。

マダム♡千壽はそのあたり、前職がとってもブラックだったから、全然苦にならなかったのよね。

モラハラ上司もいないし、何でも自分で作業することを管理できて、誰に怒られることもなく、何時間も作業をこなしているだけで楽しかったわ。

ただこの『いろんな作業を自分で管理して進めることができる人』はいいけど、やはりできない人もいるのよね。

いろんな生徒や講師の方々を見てきて、自己管理能力には大きな個人差があると感じたわ。

自分を追い込める力が無ければやっていけないのよね。

マダム千壽

だから、誰かに言われなければ出来ない人や
自分に甘い人は起業しない方がいいわ。

起業できるのは目的意識を持っている人、無い人は起業できない

起業できるのは目的意識を持っている人、目的意識の無い人は起業できないわ。

マダム♡千壽は何人も教えていて、『目的意識を強く持っている人は強い』と思ったわ。

どこで何のためにそれを使うと決めて資格を取っている人って、取った後にすぐそれを活かすための行動に移るわけ。だから起業もどんどん前に進むのよね。

それが、ただ何となく資格を取っておきたいという人は、取っただけで終わっている人も多いのよね。

もちろん好奇心から学んだだけで終わっているような資格や学びもあるわ。
それはそれで別にいいと思うの。目的は学びたいだけなのだから、起業とは別よね。

マダム♡千壽も着付けを習っただけで終わっていたことはあるの。
ただそれは、まだ着物を着るような時間的余裕が無い時期だった。

でも「時間に余裕ができたら絶対着物を着るぞ!」という明確な目的意識を持っていたのよ。

だから時間が出来てからは、練習用の帯が擦り切れるほどガンガン練習して着付けられるようになったのよ。

珊瑚

帯が擦り切れたのニャ?

起業できるのは専門的スキルを高めていく人、そのままでは起業が続かない

起業できるのは専門的スキルを高めていく人ね。

そのままで成長していこうという気持ちのない人は起業が続かないわ。

マダム♡千壽の周りでも起業が続いている人は、常に学んでいる人だったわよ。
だからその業界で常に最前線にいることができるのね。

お商売の基本的な部分は変わらないけれど、世間は常に進化していく。

専門家としてのスキルは常に高めていかないとダメよね。
それがお客様に対する責任じゃないかしら。

また起業する気がなくても、専門スキルがあって、それを求める人がいたら起業できてしまうのよね。
何かに特化した知識や経験を持っていることって案外強いわ。

マダム千壽

50代60代で経験のない人なんていないはず。
まずは自分を振り返ってみるといいわよ。

起業がうまく行く人は先行投資の考え方を持っている人、無い人は遅い

起業がうまく行く人は先行投資の考え方を持っている人ね。

この先行投資の考え方を持っていない人は、起業したとしても歩みが遅いのよ。

  • 自分の苦手なことは外注する
  • 専門分野のことは専門家にさっさと依頼する
  • 必要な学びには投資する

起業ってある意味スピードも必要だと思うの。
コツコツ積み上げていく考え方も必要なのだけど、それは正しい方向に積み上げていくということよね。

じゃあその正しい方向に積み上げていくことが分からないのであれば、そこは専門家に相談する。
そこへの投資はケチったらダメじゃない。

「まあ、何年かかってもいいから適当にやっていくわ」というのとでは全然やっていることの内容が違うのよ。

結果、目標達成へのスピードが全然変わるのは当然よね。

でも、ホント、多くの人は投資しないのよ。
「お金が無いから自分でやるわ」っていう人多い。
お金が無いというより、お金が勿体無いって思うんじゃないかしら。

マダム千壽

50代からは時短への先行投資は必須よ。
決断する時もさっさと決断しましょうね。

起業がうまく行く人は周りの個人事業主を応援できる人、出来ない人は孤立する

起業がうまく行く人は周りの個人事業主を応援できる人ね。

これが出来ない人は孤立して、起業したとしてもうまくいかなくなるでしょうね。

マダム♡千壽が個人事業をやっていた時は、業界や専門分野を超えて、講師仲間やつながりを持っていたのよね。

一緒に学んだり、いろんな企画をしたり、それは楽しみでもあったわ。
またいろんな情報交換も出来たし、ずいぶん勉強にもなったわ。

いろんな経験をしてきて思ったのは…
自分の儲けだけしか考えていない人は、起業したとしても結局うまくいかなくなるのよね。

うまくいく人は仕事やお客様を紹介したり、他の方の個人事業主さんたちを応援できる人なの。

マダム千壽

それをあざとくやるのではなくてね。
中には先に恩を着せて来る人もいるから要注意なんだけど。

武蔵

私も紹介してあげたでしょ
なんて言ってくる人もいるんニャ

起業・個人事業に向く人向かない人のまとめ

なんだか長々といろんなことを書いたけれど、じゃあマダム♡千壽は起業に向いてたのか?というと…

個人事業は楽しかったわ。
自分で自分の仕事を管理して仕事ができるなんて最高だと思ったもの。

そういう点では個人事業は自分には向いていたわ。

ただ人を見極めるのが苦手で、その点では向いていないと思ったのよね。

でも、会社勤めでは得られない出会いや経験をさせてもらったから、その点はとても感謝しているのよ。
良い人たちや良いご縁にもたくさん恵まれたもの。

その一方で良い人たちとは逆の人もいる。
世知辛いというか、自分のことしか考えていない人もいる。

それは会社勤めでも個人事業でも同じよね。
ただ会社勤めと違うのは、個人事業は自分で稼いでいかなければならない。
(会社勤めでも、営業成績が給料に反映される職場なら同じかしら)

足の引っ張り合いや、客の取り合いなども激しい業界だと思った方がいい。
そういう人たちも多い中で、うまく立ち回れる人、人間力のある人は起業してもうまくいくのではないかしら。

まあそういうのは、起業したばかりの頃に多くて、ステージが変わるとそうじゃなくなるのよね。
それまで頑張れるかどうかが試される。

ということは起業や個人事業に向く人というのは、メンタルが強くて人間力がある人なのかもね。

  • 自分のやりたいことや目的意識が明確で、周りに足を引っ張られてもへこたれずに、振り切って前に進める人
  • 先行投資の考え方で他を寄せ付けずに、早く進んでいける人
  • 周りと協力したり、時には切磋琢磨して、へこたれずに進んでいける人
マダム千壽

そういう人は50代60代での起業に向かって進んで欲しいわね。

マダム千壽の略歴

某上場企業にて20年間顧客対応、その後某上場企業の契約社員として、顧客対応・企画・等の仕事をする。
10年前から個人事業・カルチャー講師等を経験、一応成功するも乱立する協会ビジネスの在り方に疑問を持つ。
個人事業を餌食にするコンサルやビジネスも急増、また人の成功を妬む個人事業主、自分の成功のために他人を平気で利用する個人事業主の実態に嫌気がさし、その世界を離れる。

また業界にはネットワークビジネスやスピリチュアルも多いが、結局お金儲け主義が背景にあり、様々な情報や実態を知り、この世界とも距離を置く。

現在は事務員をしながら、着物を楽しんだり、和文化への興味を深めています。
60代女性ひとり時間を楽しめるのも、50代をどう過ごし準備してきたかが大切だと実感する今日この頃。

子育て・介護を終え怒涛の人生の後半をマイペースでねこねこと生きているマダム千壽です。

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