マダム♡千壽は長年、玄米食を続けてきています。
ゆるい玄米菜食で、肉魚は少なめでした。
ところが最近、動物性タンパク質も心がけて摂らなければならないと感じています。
お肉モリモリ食べる年配者って元気なイメージがあるのよね。
猫も肉食希望!
キャットフードは穀物が多いんニャ!
まあとにかく野菜や大豆は自然とよく摂っていたので、食物繊維と植物性タンパク質に関しては問題がないと思い込んでいたのよね。
ニャにか問題があったのか?
60歳を過ぎてから玄米食のデメリットがじわじわと出始めたの。
分子栄養学(オーソモレキュラー)から見た玄米食と食物繊維のデメリット
玄米もそうですが、納豆や大豆食品、色んなお野菜って繊維質が多いということです。
ということは消化のためには、胃腸に結構負担がかかっているということです。
60歳、還暦を迎えて消化力の老化を感じた現実
そして60歳、還暦を迎えて消化力の老化を感じた現実に直面しました。
もともと、胃腸が丈夫な方とは言えないと思います。
三枚肉の脂の部分や、ラーメンなどの背脂と呼ばれるものを、全然受け付けないので、消化酵素の異常が無いかの検査をしたことがあるくらいです。
どうだったニャ?
異常はなかったのよね。でも油脂類は多くは受け付けないの。
アヒージョなんてとんでもないわ。
だから肉類などは気をつけていました。
ただ最近は、繊維質が多いと胃腸に負担がかかるようになってきたのです。
食事内容がこれまでと大きく変化したわけではありません。
だから食物繊維が原因とは考えもしませんでした。
分子栄養学(オーソモレキュラー)というものもよく分かっておりませんでした。
さらにその中にあまり聞きなれない言葉が出てきたのですが、私のことじゃ無いかと心当たりありありでした。
ダイエットをしたくてこの本を買ったわけではないの
分子栄養学(オーソモレキュラー)と人間の個体差に合わせた食事
最近、【分子栄養学(オーソモレキュラー)】という言葉をよく耳にします。
個体差を考えて健康的に痩せるにはどうすれば良いのかということがとても気になって、勉強したいと思いました。
長年、マダム♡千壽は栄養士なのに、昔の栄養学の考え方が全く受け入れられませんでした。
それは、栄養計算をいくらしたところで、消化吸収には個体差があるからです。
だから栄養計算、それだけでは中途半端だと感じていました。
マダム♡千壽は肉類や油脂類は受け付けられません。
こういう人間もいますし、大食いでも痩せている人はいます。
それなのに、一律に皆が食事から同じ量の栄養が摂れるという考え方に無理があります。
これは薬などでも同じでは無いかと思うのですが…
素人のただの疑問です。
オーソモレキュラーとは分子栄養学のこと
本のタイトルにある、オーソモレキュラー(分子整合栄養医学または分子栄養学)って何でしょう。
オーソ(ortho)(正しい)+モレキュラー(molecular)(分子)
生体内に正常にあるべき分子(molecular)を至適濃度に保つ(ortho)という意味。
細胞レベルで自分にとって最適な量の栄養素を摂取して病気の改善や未病を防ぎます。
魔法の7つの食習慣 分子整合栄養医学 オーソモレキュラーダイエットより
充分量の栄養素を補給することで最大限に自然免疫力を高め身体の代謝を円滑にします。
細胞(分子)レベルで人体を考えるので、分子栄養学(オーソモレキュラー)なのです。
個体差を考えると摂取するべき栄養素の量は、それぞれに違って当然!ですね。
個体差を考える分子栄養学(オーソモレキュラー)
まさに私が長年感じてきたことです。
世間では、個体差を考えるようになっていたの。
とても勉強になったわ。
マダム♡千壽は、分子栄養学(オーソモレキュラー)でダイエットがしたかったわけではありません。
ただ他にも、ちょっと疑問に思うことがあってこの分子栄養学(オーソモレキュラー)の本が気になったのでした。
糖質制限ダイエットやオートファジーダイエットも個々の体質に合わせよう
世間で流行ったダイエット、糖質制限ダイエットやオートファジーダイエットも、個々の体質と状況によってメリットとデメリットがあると感じていました。
例えば、知り合いに、糖質制限が身体にとっても合ったと仰ってた方がいました。
ただその食事の内容が、亜麻仁油などが身体に良いからとどんどん取り入れたり…
砂糖の代わりの甘味料を代用したようなケーキを夜に食べたり…
マダム♡千壽から見ると、信じられない量を食べる方でした。
細いけど、糖質制限とはいえ明らかに食べ過ぎ・・・
もともと食べても太らない体質らしいのです。
おそらく内臓も丈夫なのでしょう。
と言うことは…
普段から甘いものや、偏った食事を摂り過ぎていた可能性があります。
そんな方は、少し糖質を制限しただけで血糖値なども下がるので、そりゃ効果はあるはずです。
私がそのままその食事を摂ることができるかというと無理です。
まず油脂類をそこまで受け付けませんし、普段からケーキを食べません。
玄米を1日に1回なので、糖質を摂り過ぎてはいませんから、糖質制限する必要もありません。
個々の体質と生活習慣は人それぞれだニャ。
これに運動量や仕事内容が加わると個体差ってものすごいニャ。
年齢と体質に合わせた食事が大事!玄米食もデメリットになるお年頃
この分子栄養学(オーソモレキュラー)の本の中では、個体差をアーユルヴェーダの考え方を元に説明しています。
アーユルヴェーダの考え方が、分子栄養学(オーソモレキュラー)の考えと一致するところが多かったようです。
もちろん体質が3種類だけというわけはありません。
ただ、これをベースに体質の違いを説明しているのは分かりやすい。
あとは個体差を【消化力】【食後高血糖】【慢性疲労】【鉄欠乏性貧血】【基礎代謝】と言う面からチェックできるようになっています。
そして、その中で【消化力低下タイプ】というのを説明していたのです。
マダム♡千壽の最近感じていた不調がそのまま!
食い入るように読んだわよ。
簡単に説明できませんので、詳しい説明は省略しますが、体質の違いや状態の違いから自分の不調の原因が分かったのはとても助かりました。
玄米食や食物繊維の摂取量は、60代からは分子栄養学で体質に合わせて見直そう
結論として、これまで疑いもしてこなかった玄米食や食物繊維の摂取量は、60代からは見直した方が良いということになりました。
特に分子栄養学(オーソモレキュラー)という視点から、体質に合わせた見直しは必要です。
マダム♡千壽は、対策として低フォドマップ(FODMAP)食にしばらく切り替えつつ、食事の内容を見直していくことにしました。
さあここでまたフォドマップ(FODMAP)食というものが出てきます。
食事には高フォドマップ(FODMAP)食と低フォドマップ(FODMAP)食があります。
マダム♡千壽は、全然気にせず食べていましたが、心当たりがあったので、いきなり低フォドマップ(FODMAP)食に切り替えました。
そうすると数日で調子が良くなったので、大正解でした。
そんなに効果があったのニャ?
そうよ!ビンゴだったわよ。
低フォドマップ(FODMAP)食は、ものすごく簡単に言うと、発酵食品と食物繊維の量を減らす食事です。
これは素人が安易に取り入れるものではなく、専門家(医師や栄養士)の管理下で進めるものです。
低フォドマップ(FODMAP)食を長く続けると、栄養がかなり偏ります。
マダム♡千壽は持病があるわけでは無いので、自分の身体に合う合わないの様子を見ながら、少しずつ普通食に戻していきます。
高フォドマップ(FODMAP)食と低フォドマップ(FODMAP)食
高フォドマップ(FODMAP)食と低フォドマップ(FODMAP)食についても調べたのですが、ネットの情報には間違ったものも多くありました。
例えばお米、これを高フォドマップ(FODMAP)食の方に分類する情報もありましたが、間違いです。
そして玄米については、食物繊維が多いので最初は避けて、体調に合わせなければなりません。
好きな豆類や豆腐(木綿以外)も、納豆や豆乳、キノコ類や小麦もダメ…
最初は正直キツいなと思ったけれど、調子が整ってくるので全然平気になってたわ。
色んな制限がありましたが、持病はないので、一旦低フォドマップ(FODMAP)食に切り替えて調子が整ってきたら、一つずつ試して、組み合わせや量を考えていくようにしています。
60代からは体調に合わせた食事を心がけましょう
60代、還暦を過ぎたら、内臓の状態(胃腸の調子)も見直しましょう。
これまでと同じ食事内容では胃腸に負担がかかる場合もあります。
特に玄米菜食は、食物繊維が多めになります。
自分の消化力に合わせて、食事の内容を見直すことも必要です。
そして人にはそれぞれ個体差があります。
内臓もそれぞれか役割分担して調子良く働いてくれています。
また調子の良い時も良くない時もあります。
歳を重ねるほど、万人に共通する健康法や食事法などはありません。
分子栄養学(オーソモレキュラー)についての知識はぜひ取り入れたいものです。
自分の身体のことを知って、毎日の食事内容を自分の身体にとって最適なものに改善してまいりましょう。
身体や健康は日々の食事から作られていると言っても過言ではありません。
食事の知識や分子栄養学(オーソモレキュラー)の知識はぜひ知っていただきたいと思います。
元々は痩せるための食習慣と生活習慣をお伝えする本ですが、ダイエットに興味をお持ちの方々に、入り口として分かりやすいオススメの一冊です。
ただ、この本は分子栄養学(オーソモレキュラー)の専門書ではありません。
分子栄養学(オーソモレキュラー)の考え方を取り入れ、個体差に合わせ食習慣を考える本です。
分子栄養学(オーソモレキュラー)を専門的に学ぶのは、専門家にお任せすれば良いと思います。
分子栄養学(オーソモレキュラー)信者とお金儲け団体の囲い込みに注意
ただし、最近は分子栄養学(オーソモレキュラー)を盲信するような専門職の方々もいるようです。
分子栄養学(オーソモレキュラー)信者とお金儲け団体の囲い込みには気をつけたいものです。
マダム♡千壽は一つの考え方(栄養学)が全ての人に当てはまるとは思いません。
故に、分子栄養学(オーソモレキュラー)だけが正しいとは言えません。
またこういった流行の考え方には必ずお商売も付き物です。
流行りに乗って、分子栄養学(オーソモレキュラー)の資格発行団体も出てきてます。
分子栄養学(オーソモレキュラー)の考え方にのっとって、足りない栄養を補うために、サプリメントを取り入れるような指導法をする団体もあります。
分子栄養学(オーソモレキュラー)だけを盲信するのではなく、こんな考え方もある!という立ち位置で学び、自分の体質や身体については自分が理解しておくことは大事ではないかしら。
最後に
マダム♡千壽は栄養は食事で摂ることが基本だと思っています。
身体の仕組みが、食事を分解して栄養を取り入れる仕組みになっているからです。
ただ、病気や体調の良くない時に、一時的に足りないものをサプリなどで補うのは良しとして、日常的に摂ることの悪影響(デメリット)も知っておいていただきたいと思います。
また、栄養は食事から摂ることが基本だと言っても、身体や胃腸の状態は、年齢や性別、個体差もあり人それぞれ異なります。
自分の身体の傾向や状態を知ることが、正しい食習慣を作る第一歩だと思います。