60代からの暮らしは、終活を意識しなければならないとは思っているわ。
親や親戚を見送ってきたから、後片付けの大変さを嫌と言うほど経験したから、どう終えたいかは考えておかなければならないわ。
- 生活はできるだけシンプルを目指す
- 便利グッズは取り入れながら楽をする
- ものを増やすときは処分する時のことを考えて増やす
- 一つ増やしたなら二つ減らす
あとはリフォームなどをしながら、70代80代になる前に暮らしやすさのための準備をしておくのね。
特に大きなもの、重たいものは還暦を過ぎたら増やさないようにしたいわね。
実家の大きなダイニングテーブル、応接セット、書籍の詰まった大きな本棚、プランターや大きな植木鉢などは処分が大変だったわよ。
親戚のアルバムなどの処分も精神的に大変だったわね。
他人の思い出の物ってホントは触りたくないのよね。
物に価値を見出さずに、過程に価値を見出せば物にとらわれなくて済む
マダム♡千壽は、他人の人生の整理をたくさんしてから、物を所有することに価値を見出せないようになったの。いくら所有物が多くても最後は全部置いていかなければならないのよ。
持っていても意味がないの。
物が欲しくなるとどうしても「所有することが価値」になるでしょ。
そうすると執着が生まれて、コレクションしてしまうのよね。
100万円の価値がある置物だと言われても、自分の好みでなければ置いておきたいとは思わないわ。
それでも100万円に換えてしまえる物ならまだいいわよ。
人の思い出の写真や記念のモノって、触りたくもなければ、自分の手で処分したくもないのよね。
なのにしなければならないから、後に残された方は迷惑ね。
思い出は自分の記憶の中だけにあればいいんじゃないかしら。
親や親戚が人生の終わりにゆっくりアルバムを開いているところなんて、見たことが無かったわ。
じゃあもっと早く処分しても良かったんじゃないかしらね。
物事の過程に価値を見出せば物にとらわれなくて済む
旅行なども本当に楽しいのは、そこに行くまでの準備期間を含めたそれまでの日々と当日なのよね。
旅の思い出の写真や記念グッズなどは、後の人生に必要なモノではないと思うの。
(持っておくのは自由だけど、ここでは終活という側面からの考え方よ)
マダム♡千壽は、物そのものの所有ではなくて、何かの工程に価値があると思うのね。
何かを育てたり、作ったりすることなら・・・
- 出来上がるまでの試行錯誤と楽しみ
- 完成までの工程のワクワク感
旅行や練習して臨んだ習い事の発表会などなら・・・
- そこへ行くまでの期待感
- 当日までの準備期間
それはとても大切にしたいし、60を過ぎてもたくさん味わえるモノなのよね。
クラブツーリズム、いいわよ。
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育てる楽しみ、出来上がるまでのワクワク感を大事にしよう
終活を視野に入れると、持ち物は減らしていくけど、体験そのものはいくらでも積み重ねられるのよね。
物は減らしながらも、育てる楽しみだけは持ち続けたいの。
観葉植物を育てる楽しみ、収穫を期待する楽しみ
例えば、観葉植物も完成系を買ってくるより、それを育てる間が楽しいのよね。
マダム♡千壽は、昔から観葉植物が好きなの。
お花とは相性が良くないみたいで、観葉植物はもう20年近く持っているものもあるの。
あまり手をかけなくて済むのも気に入っているの。
増えるとつい株分けしてしまうのね。
もちろん定期的に処分はしているんだけれど、ついつい増やしたくなるの。
スッキリ片付いた部屋の窓際に観葉植物が置いてある空間が、長年の夢だったのね。
小さなポトスでも、いい感じの姿になると満足するのよ。
伸びすぎると姿が崩れるから、また切り戻したり植え替えたりするの。
重たい植木鉢は廃棄するのが大変なので、小さなプラスティックにしている。
モンステラやウンベラータなど数年かけて大きく育てる楽しみがあるわよ。
ポトスなどもどんどん増えるけど、どこかで切り戻せば、大きくなり過ぎないわ。
最初は購入するけれど、あとは何年も育てる楽しみが手に入るわ。
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とにかく、最初はお店で買うといいわ。
そのうちぐんぐん育つと株分けしたり切り戻したりして、増やすのも楽しいわよ。
増やした株を、次はどんな姿に完成させたいか
想像しながら育ててみてね。
あと畑をレンタルしていた時も、育てる楽しみと収穫の楽しみ、両方が味わえたわね。
そして、完成されていない状態から育てる楽しみ。
予想しないことがあったとしても、それもまた育てる醍醐味なのよね。
出来上がりまでのワクワク感は料理も同じ
出来上がりまでのワクワク感を味わえる点では、料理も同じよね。
料理って初心者の頃はレシピ通りに作っていたと思うの。
でも大体のパターンを覚えたら、自分なりのアレンジをしてみたり、その時ある食材で適当に作ったりできるようになるわよね。
外食で食べたものも自宅で作ってみたくなるじゃない。
どんな味になるか、予想通りに出来上がるのか、完成系を予想しながら創意工夫できる余地があるのよね。
新しいレシピができた時など、楽しいのよね。
今はその楽しみをクックパッドなどで共有できるからいい時代よね。
着物も何通りもの着こなしがあって誰一人同じ着姿はない
着物も何通りもの着こなしがあって誰一人同じ着姿はないのよね。
着物はたった一つの完成系かも知れないけれど、着方によって見え方も全然異なるのよね。
つまり着物をトータルで着た時の完成系って千差万別で、そこに個性が出るからとっても面白いのよ。
- 着物と帯の組み合わせ
- 帯締めや帯揚げとの組み合わせ
- 小物や足袋との組み合わせ
- 半衿の種類
- 帯の結び方
- 半幅帯のアレンジ結び
こういったことは最初のうちは全然分からないのだけれど、基本なのよね。
自分の好みなどが、分かり始めたらとっても面白いのよ。
個々の好みやセンスは以下のようなこだわりにも現れるから面白いのよ。
- 衣紋の抜き具合
- 腰紐の位置で丈を調整
- 裾野すぼまり具合
- 帯の位置
自分がどんなふうに着たいかを想像して、自分で仕上げていくことができるの。
マダム♡千壽はブランド品に興味を持たなかったんだけど、今から思うと・・・
それが完成され過ぎているからなのかもしれないわね。
育てる喜び、作る喜び、創造する喜びを持ち続けよう
マダム♡千壽は、若い時にはハンドメイドも楽しんだし、シングルだったからDIYもやってきたわ。
完成を予想しながら創る楽しみは格別よね。
今は、それはやっていないけれど・・・
出来上がりを想像して観葉植物を何年もかけて育てる楽しみ
日々の食事での料理を創意工夫する楽しみ
そして着物を着るシーンを想像して、自分の着たいように着付けを楽しむこと
これからも、自分の個性やアイデアを活かしながら日々楽しみを見出していきたいわ。
終活は続けながらも、そういった小さな楽しみを日々の暮らしに持てるって幸せなことだと思うのね。
いくつになっても、新しい趣味や楽しみは見つけていきたいものね。
マダム千壽の略歴
某上場企業にて20年間顧客対応、その後某上場企業の契約社員として、顧客対応・企画・等の仕事をする。10年前から個人事業・カルチャー講師等を経験、一定の成果は上げました。
一方でその頃から乱立する協会ビジネスや、個人事業を餌食にするコンサルなどの急増にも危機感を覚える。また業界にはネットワークビジネスやスピリチュアルも多いが、様々な事実を知れば知るほど冷静になる。
人の成功を妬む人、自分の成功のために他人を平気で利用する人、SNS発信と実態があまりに異なる人、そういった世界に嫌気がさし、距離を置くようになる。
現在は事務員をしながら、着物を楽しんだり、和文化への興味を深めています。60代女性ひとり時間を楽しめるのも、50代をどう過ごし準備してきたかが大切だと実感する今日この頃。
子育て・介護を終え怒涛の人生の後半をマイペースでねこたちと生きているマダム♡千壽です。
摂食障害、アスペ、APD、栄養士、個人事業、20年以上のゆるい玄米菜食等の経験を経て、60代を元気に迎えるための考え方や情報をお伝えしています。