少し前に玄米のメリットデメリットという記事を書いた時、玄米のデメリットとして項目に入れるかどうか迷ったのがアブシジン酸とフィチン酸のことなの。

玄米に含まれるアブシジン酸とフィチン酸が、身体に良いという説と、身体に悪いという説の両方があるよ。
ところがこれが調べても調べても、科学的根拠まで説明された明確な答えがないのよね。
なのでデメリットに入れなかったの。
そもそも植物のほとんどの種子や穀物に含ませているし、加熱して食べるなら問題ないとされているんだけど…
玄米のアブシジン酸やフィティン酸が気になる人は、発芽玄米にすればいいという情報もあるの。
だから、発芽玄米について調べてみたのよね。
今回はこの玄米より栄養価が高い発芽玄米について、そしてさらにそれを寝かせた玄米(酵素玄米)について調べてみたわ。
(※「寝かせた玄米」という表現を使う理由は最後に記載)

寝かせた玄米は前々から気になっていたのよね



玄米って寝るんニャ!
玄米と発芽玄米の違いについて


玄米と発芽玄米の違いって、玄米を少しだけ発芽させただけの違いでしかないわけ。
でもこれが大きな違いなの。
植物の種子って環境が整うまで眠っているわけじゃない?
それが水を吸って発芽するためには、種の中で発芽に必要な栄養を作らなければならないのよ。
それまで変化しなかったものが、ちょこっと変化するんだから栄養価も変化するのは当然よね。
玄米と発芽玄米で一番大きく違うのはGABA(ギャバ)なのよ。
発芽玄米にすると3〜5倍に増えるんだから驚きよね。
「GABA(ギャバ)」は天然アミノ酸の一種「γ(ガンマ)-アミノ酪酸」のこと。
一時期リラックス効果があるとかで、GABA(ギャバ)入りのチョコレートが話題になったわね。
あと、発芽玄米は一晩水に浸すから、しっかり水を吸うでしょ。
だから玄米より柔らかく、モチモチした食感になるの。
発芽玄米の作り方について
発芽玄米は誰でも家で作れるのよ。玄米を発芽させるだけですもの。
- 玄米を洗って30度くらいの水に浸す
- 6時間おきくらいで水を交換する
- 玄米の胚芽の部分が膨らんだら完成(ツンと伸びすぎるのは浸しすぎ)
冬場と夏場、気温の違いもあるんだけど、発芽するまでの時間は12時間〜24時間だそう。
夏場は水をちゃんと交換しないと、腐敗して嫌な臭いがするの。
誰でも作れるけどお手軽ってわけじゃないわね。
夏場は冷蔵庫で浸水する方法もあるんですって。(時間はかかる)
また保温ポットや保温ジャーで浸水する方法もあるみたい。
いずれにしてもやり方や環境によって、発芽までの時間は大幅に変わるわね。



やってみなければ分からない!



ますます手軽とは言えないわね。
あと玄米と違って、しっかり浸水してあるから普通の炊飯器でも柔らかく炊けるのよ。
玄米でお腹を壊していた人が、発芽玄米ではお腹を壊さないっていう記事も見かけたわ。
(玄米をしっかり噛んでいたのかどうかは、わからないけど)
発芽玄米をヨーグルトメーカーで作る方法について


『発芽玄米・ヨーグルトメーカー』で検索したら分かるけど、ヨーグルトメーカーって温度設定できるじゃない。
これで30度に設定しておけば12時間で玄米は発芽するんですって。
こっちの方が簡単そうよね。
ただし完全に密閉してしまうと発芽しないので、そのあたりは注意が必要よね。
あと玄米の種類によっても発芽までの時間が異なるらしいわ。
でもこれなら簡単そう。
そして普通の炊飯器でも柔らかく炊き上がると好評らしいの。
お腹に優しそうなのも、ちょっと胃を休めたいときにはいいわよね。



ヨーグルトメーカー持ってたら試してみたいわ。



持っていないんニャ。
発芽玄米で作る寝かせた玄米(酵素玄米)について
ではこの発芽玄米で、数年前から話題の寝かせた玄米(酵素玄米)が作れるのかしら?
それが気になっていたのよ。だから調べてみたわ。
でもその前に、まず寝かせた玄米(酵素玄米)について説明させてね。
マダム♡千壽の知り合いに、玄米で寝かせた玄米を作って食べさせてくれた人がいたの。
見かけは濃いお赤飯のような色をしているし、3日間寝かせたって言ってたから、恐る恐る食べたのよ。



腐ってたら怖いじゃない!
そうしたらものすごく柔らかくって、もちもちしていて美味しかったのよね。
寝かせた玄米、これ別名「酵素玄米」って言うらしいんだけど、3日間保温して発酵させた玄米なのよね。
普通保温ジャーに3日もご飯を放置したらカピカピになるじゃない。
不思議よねーって思ったのよ。
なのでどうやって作るのか調べてみたわ。


寝かせた玄米(酵素玄米)の作り方
寝かせた玄米、酵素玄米、発酵玄米、熟成玄米、いろんな呼び方があるみたい。
玄米と小豆を一緒に炊いて、その後保温して3、4日後の状態をそう呼ぶそうよ。
一般的な分量はこう…
- 玄米・・・4合 [3合]
- 小豆・・・60g [50g]
- 水・・・900〜1000ml [750〜900ml]
- 塩・・・小さじ1/2 [小さじ1/3]
(※小豆・塩・水加減は好みと炊飯器にもよって変わる。ねこばばあは水もう少し多め)
作り方はこう…
- 玄米・小豆をさっと洗って分量の水を入れる
- 泡立て器でかき混ぜる(表面に傷をつけ浸水しやすくする)
※素手で力一杯研ぐだけでもいい - 浸水後、炊飯器に移して塩を加える
- 炊飯(炊飯器の玄米モード、または圧力鍋)
- 保温(毎日上下をひっくり返すように混ぜる)
これだけで3日目に完成するらしいの。
作り方は各々のレシピによって若干異なるのは、それぞれ自分なりの工夫をされているからなのね。
浸水時間も1時間から一晩まで、いろいろよ。
夏場と冬場でも違うでしょうし、自分の好みを見つけていけばいいのよね。
注意点は、保温中は雑菌が入らないようシャモジは熱湯消毒すること。



発酵と腐敗って紙一重なのよね。
寝かせた玄米(酵素玄米)が腐らずにモチモチのわけ
なぜ寝かせた玄米(酵素玄米)は3日も保温するのに腐らず、モチモチなのかしら?
それは寝かせる間に、玄米の糖質に小豆のタンパク質やアミノ酸が反応(メイラード反応)して、メラノイジンが生成されるの。
このメラノイジンに抗菌作用があるから、玄米が腐敗することなくだんだん褐色に熟成するんですって。
だから3日から7日まで保存できるのね。
小豆を入れなくても寝かせる玄米(酵素玄米)は作れるんだけど、その場合は早めに食べた方が良いわ。
そして寝かせた玄米(酵素玄米)は炊き上がってからの熟成期間、一日一回かき混ぜるときに「好気性菌」が混ざって酵素を生み出し発酵していくからどんどん柔らかくなっていくの。
発酵と腐敗は紙一重と言ったけど、保温ジャーの温度が高いので腐敗菌は生きられないのね。
普通の玄米ご飯だと、よく噛まなければ消化不良を起こすから高齢者や子どもにはお勧めしないけど、寝かせた玄米(酵素玄米)は離乳食にもお勧めできるんですって。



栄養価も高くて消化も良い、寝かせた玄米(酵素玄米)
マダム♡千壽も食べたくなったわ。
寝かせた玄米(酵素玄米)を発芽玄米でどうやって作る?
じゃあ発芽玄米で寝かせた玄米(酵素玄米)はどうやって作ったらいいのかしら?
そもそも発芽玄米自体が、十分吸水しているし、炊飯器で炊けるくらい柔らかいんでしょ。
なので、あずきと一緒に研ぐ必要はないわよね。
というわけで、作り方はこうよ!
- 玄米と小豆を洗って浸水(発芽させる)
- 浸水後、炊飯器に移して塩を加える
- 炊飯(炊飯器の玄米モード)
- 保温(毎日上下をひっくり返すように混ぜる)
確かに泡立て器を使う(強く研ぐ)必要はないし、炊飯器でも炊けるけど若干水を多めにしたほうがいいかもしれないわね。
発芽した上、発酵させるからモチモチ感も柔らかさも、すごいんですって。
保存は冷蔵庫の方が良いみたいで、冷凍すると解凍したときにモチモチさが失われるそうよ。
市販の発芽玄米では酵素玄米は作れない
市販の発芽玄米は、一度浸水して発芽させ、発芽途中で水を除いて乾燥させているのね。
熱を当てているから本来胚芽にあったはずの酵素の力が残っていないんですって。
だから市販の発芽玄米では、寝かせ玄米(酵素玄米)は作れないそうよ。



自分で発芽させた玄米なら、酵素玄米は作れるんニャ
発芽玄米の寝かせた玄米(酵素玄米)のメリット&デメリット


さてと、ここまで書いてきて、発芽玄米で作る寝かせた玄米(酵素玄米)、とっても魅力的なんだけどまだハードルが高いわね。
メリットもあればデメリットもあるので、ちょっとそれを整理してみるわね。
発芽玄米と寝かせた玄米(酵素玄米)のメリット
玄米を発芽させて寝かせる大きなメリットはこれ!
- 栄養価が高くなるのでおかず要らず
- 「GABA(ギャバ)」という酵素が増える
- とっても消化が良くなる
マダム♡千壽は、基本玄米食だけど胃腸が疲れた時は、おかゆや白米も食べるの。
だからそんな時に、離乳食にもおすすめできる寝かせた玄米(酵素玄米)は最適よね。
疲れた胃腸に、栄養価が高く消化吸収の良い寝かせた玄米(酵素玄米)食べてみたいわ。
発芽玄米と寝かせた玄米(酵素玄米)のデメリット
しかし一方で発芽させ寝かせるデメリットも見えてくる。
- 手間がかかって面倒(なんと言ってもこれ!)
- 炊飯器を3日以上占領することになる
発芽させるタイミングを見計らうってことは、前日から準備しなければならないってこと。
これって結構面倒なのよね。
手間がかかることが最大のデメリットよ。
気温や季節で浸水時間も変わるみたいだし。
毎日かき混ぜるのは一日一回だからまだいいんだけどね。
あと3日〜7日の間に白米を炊きたい時もあるじゃない?



時々美味しい新米も食べたいわ。
寝かせ玄米に炊飯器がずっと占領されるのはちょっと抵抗あるわね。
そう、途中で白米などを炊けないのもデメリットよね。
発芽酵素玄米を買った方が早いのか?
「発芽酵素玄米」と言う商品も売っているのよね
常温タイプ 春日屋 3日寝かせ 発芽酵素玄米ごはん
レトルト 125g 常温パック×18食 酵素 発芽玄米 ご飯
7食2,960円 18食6,600円
玄米1キロで千円ちょっとだと思うと、どうかしら。
まあとっても面倒な手間のことを考えると、このお値段になるのは当然ね。
常温で置いておけるし、いいんじゃないかな。
寝かせた玄米や発芽酵素玄米が初めてという方にはおすすめだと思う。
もしくはいっそ、継続すればするほどお得な、寝かせ玄米®️ パックもあるようだけど…どうかしら?
YUWAERUの寝かせ玄米 選べるパック4種類



こういうパック商品は常備食としてストックするのも良いわね。



パントリーに置いてあるの見たことあるニャ!
発芽酵素玄米が炊ける炊飯器で解決か!?
家電の進化って素晴らしいわね。電気圧力鍋の時にもホントそう思ったけど、最近は発芽もできて、発酵までできる炊飯器が売っていたのね。
中でも優れものの圧力炊飯器、それがこれ!
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ただ値段が82000円!
めっちゃ高性能で、甘酒も作れるし、レシピ本もついているし、とっても魅力的ではあるんだけど…
如何せん、炊飯器に8万円って!
いや、発芽して発酵させる手間を省けた上、消化に良い玄米、身体に良い玄米を食べられるんだから、高い健康食品やサプリメントより価値はあるのよね。
それに専用の炊飯器を買えば、寝かせている間にこれまでの炊飯器と電気圧力鍋は使えるわけなんだし。



何、この炊飯器!めちゃくちゃ欲しいわ!



健康のため頑張って買うニャ!



ちょ、ちょっと考えさせてもらうわ…



決断力ないんだニャ



結構大きいから場所も取るじゃないの…
まとめ
前々から気になっていた発芽玄米と寝かせた玄米(酵素玄米)のことを、今回調べてスッキリしたわ。
発芽玄米が栄養価が高く消化もいいということ。
そして寝かせ玄米(酵素玄米)がなぜ3〜7日も腐らないのか。
さらに発芽玄米を寝かせた玄米(酵素玄米)にすると、栄養価がもっと高くなるだけでなく、高齢者から赤ちゃんまで食べれるくらい消化が良くなるってこと。
これまで何十年も普通に玄米を食べてきたけど、発芽酵素玄米はあらためて見直したわ。



発芽酵素玄米、作る機会があればまた報告するわね。
※「寝かせ◯玄米」という言葉をこれまで普通に使っていたのだけど、調べたら商標登録されたので、ここでは敢えて「寝かせた玄米」にさせていただいたわ。



あと、後日談だけど結局購入したのよね。




